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症例集

貧血は必ず原因があります!!

2021.09.16

貧血は日常よく見られる症状です。出血があれば診断は容易ですが一部の症例では貧血の原因がわからない場合があります。特に重度の貧血では原因不明の場合が多いと思います。なぜ貧血の原因を調べるのか?それは治療法がわかること、さらに難治性疾患(一生付き合っていく病気)であることや、寿命がわかります。系統的に調べていくことが重要で、完全血球検査(CBC)、血液塗抹検査で赤血球の形態をみていくことで診断の道筋がわかり最終的には骨髄検査で赤血球の造血状態をみていきます。すべての貧血が輸血で治療するわけではなくあくまでも輸血は貧血の一時的改善しかないため病気が治らないと再度輸血をすることとなります。動物の場合は人と違って保存血はないため病院のワンちゃん、ネコちゃんから供血してもらいます。血液型が合わなければ輸血ができない場合もあります。下の写真は骨髄検査で非再生溶血性貧血の症例です。赤芽球が十分ありますが有核赤血球から突然細胞がいなくなり造血機能がストップしてます。

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