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症例集

最近増えている猫の尿管結石

2021.05.31

以前は猫の尿道結石による尿閉が多く尿道カテーテルや尿道瘻形成術などで対応してきました。しかし最近は療法食のおかげで尿道結石は減少して逆に尿管結石、腎結石が増えてきました。この結石はシュウ酸カルシウムで療法食では溶解できません。また尿道結石の場合は血尿や尿道閉塞などの症状があります。しかし尿管結石は無症状で、ある程度進行してから腎機能が低下して血液検査とレントゲン検査、エコー検査で診断されます。またアメリカンショートヘアー、スコティッシュフォールド、マンチカンなどに多く見られます。治療は輸液をして尿量を増やして尿管結石を膀胱に移動させる方法と外科手術で尿管を切開して結石を摘出する方法があります。当院ではできるだけ早期に結石を摘出する方法をすすめています。

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